米ボーイング、スト継続へ 労組側が35%賃上げ案を拒否
【ワシントン共同】米ボーイングでストライキを実施中の労働組合は23日、会社側が提案した4年間で35%の賃上げを含む新たな労働協約案の受け入れを拒否した。投票の結果、64%が反対した。米メディアが報じた。9月から1カ月以上続くストは継続されることになる。 労使交渉が難航しスト終結の見通しが立たない中、会社側は米政府の仲介の下、35%賃上げのほか7千ドル(約107万円)の一時金支払いなどを盛り込んだ新たな案を今月19日に提示していた。 ボーイングの労組は9月12日、執行部が会社側と暫定合意した25%の賃上げを軸とする労働協約を否決し、翌日ストに突入した。