ミラン、フォンセカ監督をわずか半年で解任か…後任は前ポルト指揮官のコンセイソン氏?
ミランがパウロ・フォンセカ監督の解任を決断したようだ。29日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。 【ハイライト動画】ミランとローマの名門対決はドロー決着 現地時間29日に行われたセリエA第18節でローマと1-1の引き分けに終わったミラン。報道によると、この試合結果が決定打となり、今シーズンから指揮を執るフォンセカ監督の解任が決定されたようだ。このことは試合後に行われた会談にて本人にも通達され、51歳のポルトガル人指揮官は報道陣に対して「私はミランを去ることになった。これが人生だ。私の心は明白だ。できることは全てやった」と明言したという。 後任には昨シーズンまでポルトを率い、7年間で3度のプリメイラ・リーガ制覇を成し遂げたセルジオ・コンセイソン氏が就任する見込み。代理人のジョルジュ・メンデス氏との間ですでに正式契約が締結されており、現地時間30日月曜曜日午後には本人がミラノ入りする予定だという。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ミランとコンセイソン氏との契約期間は2026年6月末までとなるようだ。 かつてポルトやブラガ、シャフタール・ドネツク、ローマ、リールなどを率いたフォンセカ監督は、今夏にステファノ・ピオリ前監督の後任としてミランの指揮官に就任した。セリエAでは開幕3試合未勝利と不安定な戦いが続き、シーズン序盤戦から進退問題も取り沙汰されたが、第5節でインテルとの“ミラノ・ダービー”に2-1で勝利。チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節では敵地でレアル・マドリードを3-1で撃破した。 しかし、その後も磐石の戦いとはいかず、ここまで17試合を消化したセリエAでは7勝6分4敗・勝ち点「27」の暫定8位に低迷。1試合消化は少ないものの、暫定首位のアタランタと「14」ポイント差、CL出場圏内の4位ラツィオと「8」ポイント差となっており、上位勢に水をあけられている。 なお、ミランとフォンセカ監督との契約には、最初の6カ月以内に解雇された場合には、契約期間全体ではなく初年度分のみの給与が支払われるという条項が付随しているようだ。
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