【柔道】パリ五輪出場・高市未来が現役引退「本当に幸せな現役生活でした」五輪3大会出場で混合団体銀メダルに貢献
柔道女子63キロ級の高市未来選手(旧姓・田代)が30日、所属先を通じて現役引退を発表しました。 【画像】柔道金・角田夏実が始球式 30歳の高市選手はこれまでに世界選手権で銀メダル、銅メダルと4つのメダルを獲得するなど、国際大会で長く活躍。五輪にはリオ大会から3大会連続出場を果たし、個人ではメダルに届きませんでしたが、混合団体では東京大会やこの夏に行われたパリ大会で銀メダル獲得に貢献しました。 高市選手は所属先を通じて「大好きな柔道を通して、素晴らしい経験をし、彩り豊かなものにすることができました。本当に幸せな現役生活でした」とコメント。 今後は指導者として引き続き柔道に関わっていくということです。 ■高市未来選手 コメント全文 この度、現役選手を引退することになりました。 8歳から高尾警察署で柔道を始め、相武館吉田道場、相原中学校、淑徳高校で、柔道の素晴らしさ、楽しさを教えていただきました。 コマツに入社後は、世界で戦う厳しさ、逆に世界の舞台で戦うことの素晴らしさを感じることができました。 ここまでご指導・応援し支えてくださった皆さまには心から感謝しています。 「柔道は1人ではできない」と、子供の頃から、常に柔道への感謝、周りの方への感謝を忘れずに取り組むよう教わってきました。 私の現役生活は、関わってくださった皆さまのおかげで、大好きな柔道を通して、素晴らしい経験をし、彩り豊かなものにすることができました。本当に幸せな現役生活でした。 今後は指導者の道に進みます。ここまで経験してきたことを活かしつつ、これからは多くのことを学び、柔道界、世の中に少しでも貢献できるよう、より一層努力していきたいと思います。