進化する王者・川崎を攻略するには? 名古屋が提示したヒント
「相手もそれを嫌がっていた」
三笘のドリブルなど、カウンターの迫力でも突出しつつある川崎を攻略するには、大胆で周到な施策が要るだろう。(C)SOCCER DIGEST
決定力不足の解消法を問われれば、大半の監督は「チャンスの数を増やすしかない」と答えるだろう。もっとも相手陣内でボールを支配することが、必ずしもチャンス創出につながらないことも明白だ。 アンジェ・ポステコグルー監督のように、どこへ行ってもぶれずにゲームを支配して勝利することを追求する監督もいるが、UEFAチャンピオンズ・リーグ準決勝第2戦では支配率36%のチェルシーがスコアでも内容でもレアル・マドリーを圧倒した。 奇しくもJ1では、まるでホーム&アウェーのカップ戦のように川崎と名古屋の首位攻防戦が中4日で行なわれた。コロナ禍のスタジアムでは、スタッフや選手たちの声が響くのでスタンドにもチームの意図が伝わり易い。もちろんレフェリーへの抗議も拡声器のように聞こえてくるので、品位を欠く暴言は即座に失笑を買っている。 「行くなら行け! 中途半端に行くな」 等々力では
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