【東海S】実績、血統から本命はウィリアムバローズ 穴は複数好データに該当のタイセイドレフォン
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は1月21日(日)に京都競馬場で行われる東海Sについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【アメリカジョッキークラブカップ2024 推奨馬】充実期に突入、安定感武器に初重賞制覇を狙う! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の敗因」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった17頭を検討対象とし、過去10年分のデータを使用する。
重要データ:複数の好走データに合致するタイセイドレフォン
東海Sの舞台は例年中京競馬場だが、今年は京都競馬場で実施される。中京競馬場はコーナーがスパイラルカーブになっていて差し馬は遠心力で外に振られてしまう。従ってイン差しか前々での競馬からの押し切りというわかりやすい傾向があるのだが、今回はそのデータが使えない。 注目したいのは年齢別成績。4歳【1-1-1-12】、5歳【5-3-3-25】、6歳【2-2-5-34】、7歳【2-3-1-30】、8歳【0-1-0-12】となっていて好走率は5歳馬が最も良い。また、複勝回収率は108%あり、レース全体の複勝回収率が62%であることを考えると「5歳馬」というだけで注目に値する。 ダート競走は芝よりもスタミナやタフさが求められ、その反面スピードはそこまで求められない。スピードは筋肉の柔らかさが重要な要素になっていて3歳馬や4歳馬の方が上というのが一般的だが、スタミナやタフさについてはレースの経験が重要なポイントになる。 さすがに6歳以上になってくると競走馬としての衰えもあるので成績は下降傾向にあるが、明け5歳はちょうど良いところだろう。今回5歳馬で出走を予定しているのはタイセイドレフォン、ビヨンドザファザー、レッドファーロの3頭だ。 この中で取り上げたいのはタイセイドレフォン。まず幸英明騎手が手綱を取る予定となっている。幸騎手は京都ダート1800mの成績が良く、2014年以降の3勝クラス以上では【7-5-6-35】で単勝回収率103%、複勝回収率100%となっている。また、東海Sにおいては前走みやこS組が【0-3-0-3】で複勝回収率は238%と好相性だ。 タイセイドレフォン自身の京都ダート成績は【1-1-0-2】でOPの平城京Sも勝利している。このレースは先週の門司Sを勝利したスレイマンが9着だったこともあり、レベルはそれなりに高い。また着外となったのは平安Sと前走のみやこS。平安SではヴァンヤールやハギノアレグリアスなどOPクラスでも上位の馬たちと差のない競馬をして4着。以上から能力、舞台適性はともに高いと見る。 【データから導く注目馬】 ・タイセイドレフォン