【現役ドラフト】阪神が獲得の巨人・畠世周はプレゼント、サプライズ好きの男
出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す「現役ドラフト」が9日、行われ、阪神が巨人の畠世周投手(30)を獲得した。 プレゼント、サプライズ好きの男だ。選手の誕生日にはよくプレゼントを贈っている。記者の誕生日にも、人気アニメ「ちいかわ」のランプをプレゼントしてくれた。ジャイアンツ球場で練習をしていた際には、ファンの集まるサインエリアまで行って、持っていた選手グッズを巡ったミニじゃんけん大会を自ら開催。ファンにもフレンドリーに話しかける姿が印象的だった。 昨年3月23日に右肘関節鏡視下クリーニング術を受け、ファームで実戦復帰は果たしたものの、今季は7月14日のDeNA戦(東京ドーム)で3イニングを1失点。わずか1登板のみに終わっていた。今季に関しては「個人的にはそんなに悪いと思っていなかったんですけど、うまくチャンスが巡ってこなかったという印象ですね」と語り、悔しさもあった。 「自分は、中継ぎの中では長いイニングを投げられるというのが持ち味だと思います。呼ばれたらどこでも投げる。イエスマン、何でも屋じゃないと仕事が入ってこない立場」と口にしていた。今季の悔しさを糧に、自身の武器を生かし、阪神でも頼もしい戦力になるはずだ。(巨人投手担当・水上 智恵)
報知新聞社