先生がテストを採点する時代はもう終わり? AI導入で採点時間6割減少 生徒と向き合う時間に
■85%の教員が「業務の負担が減った」と回答 福岡市教育委員会によると、教員の毎月の残業時間の平均は、高校が24時間56分、中学校が38時間55分となっています。 デジタル自動採点システムの導入で、85%の教員が業務の負担が減ったと回答しています。 デジタル採点システムを採用した学校の教員からは、「これまでより採点時間が60%削減できた」「テスト返却時間が短縮でき、生徒のモチベーションにつながった」「データを活用して、正答率の低かった問題を復習するなど授業に活用できた」などの声が上がっているということです。 ■導入にかかる費用は? 去年4月から大日本印刷のデジタル自動採点システムを採用した福岡県では、1校当たりの費用が年間7万3700円。 福岡市も同じシステムを導入していますが、セキュリティを高めるため教育センターのサーバーにデータを集約しているため、年間2400万円、1校あたり約31万5800円となっています。 また、別のシステムを採用している春日市では1校あたり13万2000円です。 福岡県内では北九州市と久留米市が今年度中に市内全ての中学校に導入予定だということです。
RKB毎日放送