<一貫の春>センバツ・広島新庄 選手紹介/8 大可尭明選手(1年) 打ってつなぐを意識 /広島
◇大可尭明(おおか・たかあき)選手 優れた選球眼が長所だ。広島新庄への進学前は、3メートルほど離れた場所から父にピンポン球を投げてもらい、丸めた新聞紙をバット代わりに練習し、投げられた球を見極め、体の近くで強く振る技術を習得した。2019年秋の大会成績は50打数18安打で三振は4。センバツに向け「チームみんなでつなぐ野球を意識し、ベスト4に入りたい」と意気込む。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 野球との出会いは、三つ年上のいとことのキャッチボール。小学1年で本格的に始め、すっかりその魅力に取りつかれた。中学のコーチに勧められた広島新庄の「低い打球で、打ってつなげる野球」に魅力を感じ、ピンストライプのユニホームに袖を通す。19年秋の大会では内野の一角を任され、1年生らしからぬ動きで魅了した。 将来の夢は、東日本大震災や西日本豪雨の災害現場で活躍した消防士。特技はけん玉。好物はオムライス。趣味は釣りで、ブリを釣り上げたことも。広島市立井口中出身。【手呂内朱梨】