ソフトバンクJr. 15年ぶり2度目V!先発直訴の平井が結果残しMVP
「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2024~第20回記念大会~」は29日、神宮球場で決勝を行い、ソフトバンクJrが日本ハムJrを5―1で下し、09年以来、15年ぶり2度目の頂点に立った。MVPは先発して3回2/3を1失点と好投するなど、投打で活躍した平井秀虎(ひでと、6年)が選出された。 【写真あり】こだわりのド派手パンツ!ソフトBスレンダー右腕の私服ショット 勝利が決まると、平井はナインと喜びを分かち合った。「めちゃくちゃうれしいです」。MVPを獲得したことより、最高の仲間と日本一になれた喜びの方が上回った。 代打3ランを放って勝利した27日のヤクルトJr戦後、帆足和幸監督に勝ち進んだ場合の決勝戦での先発を直訴した。希望が通った先発マウンド。負けられなかった。2回無死一、二塁は遊ゴロ併殺で脱出。3回2/3を1失点に抑え「守備にも助けられた」と感謝した。 就任6年目で日本一を達成した帆足監督は「長かった。勝つって難しい」と感慨を込める。一挙5点を奪った3回に二塁への適時内野安打を放つなど、打撃でも4試合で計4打点と勝負強さを発揮した平井は「将来は(ドジャースの)大谷選手みたいに、投打どちらもできるようになりたい」と目を輝かせた。(伊藤 幸男) <日本ハムJr. 前口悔し5失点>左腕エース・前口栄飛(えいと、6年)がうなだれた。0―0の3回から登板も1死から5連打を浴びるなど5失点の乱調に「食い止めようと思ったけど、自分の力が足りなかった」と優秀選手賞の盾と銀メダルを悔しそうに見つめた。それでも就任1年目の吉田侑樹監督は「一戦、一戦、成長していく選手が頼もしかった」とナインをねぎらっていた。