中国が新型ステルス戦闘機を公開 電磁カタパルト対応の新艦載機も
中国の広東省珠海市で12日、「第15回中国国際航空宇宙博覧会」が始まり、新型のステルス戦闘機「殲35」の実機が初めて公開された。最新鋭の空母での運用を見据えた戦闘機も披露された。 【写真】初めて実機が公開された新型のステルス戦闘機「殲35」 原則隔年で開かれる中国最大の航空ショーで、「殲35」は2016年の同博覧会で初飛行した殲20に続く、新たな中国のステルス戦闘機となる。国営中央テレビ(CCTV)は中国空軍のステルス戦闘機が2機種となり、米空軍の態勢に並んだと伝えている。 CCTVは軍事専門家の話として、殲20がまず制空権を奪い、その後に殲35が地上や海上への攻撃を担うと役割の違いを紹介した。殲35は将来的に空母に搭載することもできるとしている。 海軍の艦上戦闘機「殲15T」も展示された。香港メディアは、電磁カタパルト(射出装置)で発着するように設計されていると報道。台湾が警戒している最新型の空母福建に艦載される可能性がある。(珠海=小早川遥平)
朝日新聞社