【70歳代のお金事情】年金の平均額や1ヵ月の生活費はいくら?気になる貯蓄額や就業率もピックアップ
公益社団法人関西経済連合会は、10月16日に社会保障を中心とする税財政に関する提言を公表しました。 ◆【一覧表】国民年金と厚生年金の平均年金月額を一覧表で見る そのなかには、年金以外の所得が一定額を超える方を対象に、年金の逓減または支給停止と言った提言も含まれています。 実際、現代のシニア世帯のマネー事情はどのような状況なのでしょうか。今回は70歳代に絞って解説しています。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
70歳代の平均年金月額はいくら?
まずは70歳代の平均年金月額から見ていきましょう。国民年金と厚生年金に分けてそれぞれ紹介していきます。 ●国民年金の場合 ・70歳:5万7320円 ・71歳:5万7294円 ・72歳:5万7092円 ・73歳:5万6945円 ・74歳:5万6852円 ・75歳:5万6659円 ・76歳:5万6453円 ・77歳:5万6017円 ・78歳:5万5981円 ・79歳:5万5652円 厚生労働省年金局の資料によると、70~79歳までの平均年金月額(国民年金)は上記の通りです。 この数値をもとに計算すると70歳代における国民年金の平均年金月額は、5万6627円となります。 次に厚生年金の平均年金月額を確認してみましょう。 ●厚生年金の場合 国民年金と同じ資料を参照すると、70~79歳までの平均年金月額(厚生年金)は以下の通りです。 ・70歳:14万1350円 ・71歳:14万212円 ・72歳:14万2013円 ・73歳:14万5203円 ・74歳:14万4865円 ・75歳:14万4523円 ・76歳:14万4407円 ・77歳:14万6518円 ・78歳:14万7166円 ・79歳:14万8877円 国民年金と同様に、各年齢の数値をもとに70歳代の平均年金月額を算出します。計算したところ70歳代の厚生年金の平均年金月額は、14万2513円でした。 よりリアルなマネー事情に迫るため、次章にてシニア世帯の生活費がどれくらいかかるのか紹介していきます。