【MLB】先発マナイアの快投でメッツがリーグ優勝決定シリーズ進出に王手 主砲アロンソは先制アーチ放つ
地区シリーズ第3戦【フィリーズ2-7メッツ】@シティ・フィールド
日本時間10月9日、フィリーズ対メッツの地区シリーズは舞台をニューヨークのシティ・フィールドに移して第3戦を迎えた。フィリーズ先発のアーロン・ノラが6回途中5安打4失点で降板したのに対し、メッツ先発のショーン・マナイアは8回途中まで3安打1失点と素晴らしいピッチングを披露。7対2で勝利を収めたメッツがシリーズの対戦成績を2勝1敗とし、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。勝利投手は安定感抜群のピッチングを見せたマナイア。2本塁打を浴びたノラが敗戦投手となった。 【動画】メッツのピート・アロンソが先制のソロ本塁打を放つ 本拠地シティ・フィールドの声援を受け、勢いに乗るメッツが会心の試合運びを見せた。2回裏先頭の主砲ピート・アロンソがライトへのソロ本塁打を放って1点を先制すると、4回裏二死からジェシー・ウィンカーにも一発が飛び出し、2点をリード。先発のマナイアは6回表先頭から二者連続で四球を与えてピンチを招いたが、強打者ブライス・ハーパーを3球三振、続くニック・カステヤノスをセカンドライナー併殺に仕留め、無失点で切り抜けた。 すると、6回裏に無死満塁の大チャンスが到来し、フィリーズは先発のノラを諦めて2番手のオライオン・カークリングを投入。メッツはホセ・イグレシアスがセカンドゴロ(本塁封殺)、ウィンカーがレフトフライに倒れて二死となったが、ベテランのスターリング・マルテがセンターへタイムリーを放ち、4対0とリードを広げることに成功した。 マナイアは7回表を三者凡退に抑え、7回まで87球で2安打無失点に抑える快投。マナイアのピッチングに応え、メッツは7回裏二死からマーク・ビエントスのヒットと代走ハリソン・ベイダーの盗塁、さらに二者連続四球で満塁のチャンスを作ると、フィリーズ4番手のホセ・ルイーズからイグレシアスが2点タイムリーを放ち、リードを6点に広げた。 マナイアは8回表先頭のエドムンド・ソーサにヒットを許したところで降板。このあと、リリーフ陣がピンチを広げ、二死2・3塁からハーパーとカステヤノスの連続タイムリーで2点を返されたが、8回裏にフランシスコ・リンドーアがタイムリー二塁打を放ち、7対2で勝利した。 これでメッツはシリーズの対戦成績を2勝1敗とし、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手。あすの第4戦に勝利すれば、リーグ優勝した2015年以来9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出が決まる。