米インド太平洋軍司令官「韓国の戒厳宣布後に北朝鮮の挑発の兆しはないが監視態勢強化」
米軍は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の非常戒厳宣布からこれまで北朝鮮軍に特異な兆候はないと明らかにした。 ただ米軍は非常戒厳宣布後の混乱を機会に挑発する可能性を排除できないことから北朝鮮軍に対する監視を強化したと紹介した。 ワシントン・タイムズなどによると、米インド太平洋軍のパパロ司令官は7日、米カリフォルニア州で開かれた安全保障関連会議で「これまで北朝鮮の機会主義的挑発の動きはなかったが、可能性を考慮して監視態勢を強化した」と話した。 パパロ司令官は非常戒厳宣布後の韓国の状況に対しては平和的デモが進行中である点を取り上げ、市民と軍の間に不安感が作られる懸念はないと分析した。 彼は「安全保障的観点から韓国は安定的で、市民と軍の関係を見ても安定的と確信する。結局純粋に政治的な側面だけで一部に不安定性が存在するもの」と説明した。 これと合わせてパパロ司令官はロシアが北朝鮮に1万2000人の派兵を要請したのではないと明らかにした。北朝鮮が先に派兵を提案し、ロシアがこれを受け入れたということだ。 パパロ司令官は、北朝鮮が派兵の見返りとしてロシアの弾道ミサイル大気圏再進入技術と潜水艦関連技術を望んでいると話した。 一方パパロ司令官は北朝鮮がロシアからミグ29sとスホーイ27s戦闘機の支援に向け交渉中で、一部合意に達したと伝えた。