【調査】高校生の「年賀状」事情 「LINEと違う温かみ」SNSと使い分ける人も
そろそろ年賀状を出す人もいるだろう。一方、LINEでの年越しのあいさつも多くの高校生にとっては当たり前の文化になりつつあるようだ。そこで、LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生に「年賀状」についての本音をアンケート。155人が回答してくれた。寄せられた声の一部を紹介する。(上坂太駈)
【年賀状を出さない派】「面倒くさい」「値上がり」
年賀状を出すか尋ねると、半数近い46%が「出す」と答えた。一方、出さない人も29%いた。 年賀状を出さない理由を聞いた。「わざわざ書くのが面倒くさいから。周りに年賀状を書く人がいない」(ザイエンス・2年)、「受験生で書く時間がないし、年賀状も高くなった」(ゆき・3年)、「全部LINEで済むし、必要性を感じない」(1年)などと、年賀状を作る手間や時間、コストを理由に挙げる人が多かった。さらに、「あまり年賀状を送る文化がないし、友達の住所も知らない」(かの・1年)などという意見もあった。
【年賀状を出す派】「紙ならではの温かさ」「久しぶりの報告」
年賀状を出すと答えた人にも理由を聞いた。「LINEと違って紙の年賀状は温かみがある。普段連絡を取らなくても大切という人には年賀状の方が送りやすいし、互いに近況を知れてうれしい」(泥中の猫華・2年)、「最近会ってない人に近況を報告するため。LINEではなく年賀状にすることで、仲が良いことを感じられる。年賀状の友達の写真を見るのもとても楽しみ」(ゆぅゆ・2年)と、連絡をあまりとらない人への近況報告や、LINEでは伝わらない年賀状の良さを理由に挙げる声が多く寄せられた。
【誰に出す?何通出す?】「1~10通」が多数
年賀状を「出す」と答えた人に、何通出す予定かを聞くと、10通以下と答えた人が7割以上を占めた。誰に出す予定かを尋ねると、仲の良い友達や祖父母、学校の先生などに送るという回答が多かった。
【年賀状以外の新年のあいさつは?】LINE、インスタDM、ストーリー…
最後に、年賀状や対面以外に新年のあいさつをどのようにしているかを聞いた。回答者の9割以上が、LINEの個人チャットであいさつをすると答えた。グループLINEやインスタグラム、電話などで新年のあいさつをするという人も多いようだ。 【あいさつ手段の使い分け】仲の良さで方法を選ぶ 続いて、相手によって新年のあいさつをどのように使い分けているかを尋ねた。