英中銀のレポオペは大幅増加へ、市場は備えを-ベイリー総裁
(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、レポオペの大幅な増加に市場は備えるべきだと語った。英中銀は債券保有高を現水準から大きく減らす計画だ。
英中銀は10年にわたる量的緩和で8950億ポンド(約177兆6800億円)に上る資産を買い入れたが、いまや年約1000億ポンドのペースでその放出を進めている。
英中銀が発表した21日の講演原稿によると、ベイリー氏は債券保有高の水準を投資家が見込むとすれば、3450億-4900億ポンドの範囲が「悪くない出発点」だと発言。
「英中銀のレポオペは著しく増加するだろう。市場は引き続きこれに備えるべきだ」と述べた。
一部の英国債は中銀のバランスシートに残るだろうとも語った。
ここ数カ月、民間銀行は英中銀の短期レポオペからの借り入れを増やしている。利用額は4週連続で過去最高を更新し、直近のオペでは144億ポンドの利用があった。
原題:BOE Says Markets Should Prepare for Big Rise in Repo Operations(抜粋)
--取材協力:Andrew Atkinson、Greg Ritchie.
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Philip Aldrick, Tom Rees