トヨタ&ヒョンデの意外なアジア最強コラボ!(でナニ狙う?)…もしや水素連合もアリ?(小沢コージ)
信じられない出来事や関係が時々生まれる
事実、スピードウェイには互いのトヨタヤリスやヒョンデi20NのWRCマシンはもちろん、トヨタは水素を電気に変えず直接燃やす「液体水素エンジンGRカローラ」やヒョンデは燃料電池レースカーコンセプトの「Nビジョン74」を展示。今後の水素事業のコラボを匂わせた。 夢の「脱石油」を可能にする水素を作ったクルマやカーライフの構築は今や待ったなしで、撤退はあり得ない。必ず推進しなければいけないわけで、両者はいずれにせよ、自然と協力を探ることになったはず。 同時にしつこく「EVで遅れてる」と言われつつ、世界の自動車量産体制にはこのアジア2強が大きく関わっているうえ、水素ビジネスをリードしているのも事実。放っておくのはもったいない。 しかし世の中、信じられない出来事や関係が時々生まれるもの。ひさびさにそれを実感した次第である。 (小沢コージ/自動車ジャーナリスト)