伝説の『あぶない刑事』が8年ぶりに映画化! 舘ひろしと柴田恭兵、土屋太鳳が語る作品への思い。
ド派手なアクションシーン
――キャバレーでの銃撃戦やコンテナヤードでの攻防戦、さらにタカがハーレーに乗ってのショットガン、ユージの華麗な走りとレパードのドライビングなど、「あぶ刑事」ファンが喜ぶアクションシーンも満載だ。 舘:僕にとってハーレーに乗ってガンを撃つアクションはもう自転車と一緒で、どうってことないんです。ほら、西部警察とか石原プロで育ってますから。ただ実際に僕が運転をしているので、命懸けですよ。 柴田:今回の舘さんのハーレーのシーンは、今まででいちばんかっこいいなって思います。もうね、「待ってました!」という感じ、拍手を送りたいぐらい! 今回のユージは、僕が覚えてるなかでいちばん速く走ってます。太鳳さんのアクションシーンも「タカの娘かな?」「もしかしたらユージの娘かもしれない」と思わせられて、ステキでしたね。 土屋:本当にうれしいです。あの……運動神経が良くてよかったって(笑)。私は普段から走っているんですが、ユージと走るシーンでどのくらいのスピードで走るのがいいかなと思ったんですね。 柴田:あ、僕に気を使ってくれたのね? 舘:じじいが走るからね? 土屋:いえいえ、私もタッグを組むつもりで走るぞと意気込んでいて。テストの「よーい、スタート!」の声でガーッと走ったら、ユージがビューーーッ!!と走っていて、追いつこうと思っても距離が縮まらなかったんです。恭兵さんは「遅いと思ったでしょう~」って余裕で。あの速さはすごく印象に残っています。 ――タカとユージは「ダンディー鷹山」「セクシー大下」とも称されるダンディー&セクシーコンビ。年齢をまったく感じさせない二人の考える“いい男”の条件とは? 柴田:優しさ。 舘:わからないなぁ。憧れたのはジェームズ・ボンド、ショーン・コネリー、あとはスティーブ・マックイーン。そんな俳優になれたかというと、実際は全然。 柴田:舘さんは持って生まれたダンディーさが魅力ですよ。小さなころから、ダンディーだったと思う。 舘:絶対そんなことないと思うよ(笑)。恭サマはこのまま。お芝居の軽快さ、僕にはまったくないものをもっている、思いがすっと入ってくる演技。……天才! ――ピンチをよりピンチにする真山 薫役の浅野温子さんや横浜港署捜査課課長の町田 透役の仲村トオルさんなど、おなじみのメンバーも健在。チームを導き、いい作品を作る秘訣(ひけつ)は? 柴田:テレビシリーズが始まってから、みんなでプライベートで食事や飲みに行ったことが1回もないんです。舘さんとは年に1回ぐらいゴルフをすることはあるんですけど。そのせいかタカ&ユージ、薫、透の関係もずーっとそのままなんですよ。お互いに尊敬し合っていて、会う度に新鮮だし、その距離感でやってきたのもよかったのかなと思いますね。 舘:お互いがすごくリスペクトしているのはありますね。「舘さん、CM見たよ」って恭サマが言ってくれて、僕は恭サマの演じる時代劇を見て「いいな」と思っていたり、トオルの俳優としての生き方みたいなものに「いいな」と思ったり。 土屋:私としては、舘さんと恭兵さんは、「心づくり」がうまいんだなって思っていました。現場のスタッフさんの心を育てていき、作っていく――。そういう作業がすごくお上手で、疑似家族になれるんです。だから、映画を見にきてくださる方々も絶対に後悔しないなっていう自信があります! 『帰ってきた あぶない刑事』5月24日から全国ロードショー 監督:原 廣利 脚本:大川俊道、岡 芳郎 プロデューサー:近藤正岳 出演:舘 ひろし、浅野温子、仲村トオル、柴田恭兵 土屋太鳳 西野七瀬、早乙女太一、深水元基 ベンガル、長谷部香苗、鈴木康介、小越勇輝/杉本哲太 岸谷五朗/吉瀬美智子 公式サイト:https://abu-deka.com/ 配給:東映 (土屋さん)ビスチェ¥41,800/08サーカス(08ブック 03-5329-0801)、イヤーカフ¥20,900、パール付きチョーカー¥29,700、バングル¥39,600、シルバーリング¥22,000/イー・エム(e.m.表参道店 03-6712-6797)、チェーンネックレス¥39,600、ゴールドリング¥34,100/リューク(リュークinfo@rieuk.com)、ジャケット/スタイリスト私物 Photograph: Ari Takagi Styling:Yuri Nakamura(Hiroshi Tachi)、Kensuke Furudate(Kyohei Shibata)、Miku Ogawa(Tao Tsuchiya) Hair & Make-up:Kayo Iwabuchi(Hiroshi Tachi)、Kumiko Sawada(Kyohei Shibata)、Izumi Omagari(Tao Tsuchiya) Edit & Text: Tomoko Komiyama