【バスケW杯】歴史的勝利の日本は得失点差で3位 次戦はオーストラリアと2次R進出をかけ対戦
◇FIBAバスケットボールワールドカップ2023(8月25日ー9月10日) 沖縄で1次ラウンドを戦うグループEは27日、2試合が行われました。 【画像】25得点9アシストで歴史的勝利に貢献した河村勇輝選手
◆ドイツ85-82オーストラリア
世界ランク11位のドイツは同3位のオーストラリアと対戦。試合は一進一退の展開になり、互いにリードを奪えば追いつかれの繰り返し。第4クオーターの残り1分36秒の時点で81-81の同点となります。 残り46秒、シュルーダー選手がペイントアタックでゴール下に切り込みシュートを決めドイツが2点のリードを奪うと、オーストラリアはジョシュ・ギディー選手がファウルをもらい2本のフリースローを獲得。しかし、2本目を外し追いつくチャンスを逃すします。 83-82とドイツ1点リードで残り23秒、ミルズ選手が逆転のシュートを狙いゴール下へのカットインを試みますが、ドイツが厳しいディフェンスを見せターンオーバーを誘発。その後、ドイツがさらに2点を加え85-82で逃げ切り、接戦をものにしました。 勝ったドイツはシュルーダー選手が両チームトップの30得点8アシスト。負けたオーストラリアはミルズ選手が21得点6アシストの活躍を見せました。
◆日本98-88フィンランド
世界ランク36位の日本は同24位のフィンランドと対戦。日本は試合序盤、ベンチから出場の比江島慎選手が3ポイントシュートやペイントアタックなどで得点を重ね、第1クオーターを22-15とリードします。 しかし第2クオーター、フィンランドのディフェンスが厳しくなると得点が思うように伸ばせなくなる日本。その間にエース、ラウリ・マルカネン選手を中心としたオフェンスで逆転を許すと前半で36-46と10点差をつけられます。 後半には一時18点差をつけられた日本でしたが、ホームの声援を背にインサイドのジョシュ・ホーキンソン選手と富永啓生選手の3ポイントシュートでじわじわ点差を戻すと第4クオーターでは河村勇輝選手が4本の3ポイントを決めるなど、このクオーターだけで15得点を奪い逆転。格上のフィンランドから歴史的金星を奪いました。 勝った日本はホーキンソン選手が28得点19リバウンド、河村勇輝選手が25得点9アシスト。一方、敗れたフィンランドはマルカネン選手が27得点12リバウンドでした。 この結果、2連勝のドイツが勝点4で単独首位に立ち、2次ラウンド進出を決めました。オーストラリアと日本が1勝1敗で並びましたが、得失点差で「+23」のオーストラリアが2位。「-8」の日本が3位となりました。2連敗となったフィンランドは2次ラウンド進出の可能性がなくなりました。 日本は29日に2次ラウンド進出をかけてオーストラリアと対戦します。