「だめんず」はきょうだい構成でわかる!?「弟を支配してきた姉」や「兄から溺愛された妹」は浮気されやすい?
◆彼・彼女より友達を優先してしまう人 男兄弟の中で育つと、経験的に「男同士の方が楽だ」と感じるようになり、つい彼女といるよりも男友達と遊ぶ方を優先してしまいます。そういう男性は趣味もアウトドアなど男性的なことが多く、彼女が入り込む余地がなかなかありません。 その結果、彼女より男友達を優先してしまい、彼女を寂しくさせてしまうことがよくあります。 一方、男兄弟に囲まれて育った姉妹は、同性と遊ぶよりも異性といる方が楽しい(女性特有のコミュニケーションをとらなくて済むので楽)と考えがちです。 また、2人きょうだいの姉弟や兄妹でも、「弟を思い通りに扱ってきた姉」や「兄に愛された妹」は男性からチヤホヤされることに慣れているため、男友達ができやすくなります。そのため、男友達と頻繁に飲みに行き、彼氏をヤキモキさせるのです。 これは、先ほどのケースの女性版と言っていいかもしれません。 ちなみに、姉妹では誰かが「男役」を務めることがあります。 女性だけど、意識は男性的な姉・妹になることがあるのです。 女3人姉妹で、次女だけやたらと男友達が多く、彼氏もすぐできるといったことがありますが、それがまさにこのケースです。
◆彼を束縛したがる女性 つきあうと、彼の行動に干渉して束縛したがる女性がいます。 束縛したがる理由は、「愛されている自信がなくて不安だから」なんですね。 「ちゃんと監視していないと他の女のところに行ってしまう」 「きちんと相手の行動を把握しておかないと裏切られる可能性がある」 こんなふうに感じているのです。 これはあらゆるきょうだいの関係性から見て取ることができます。 たとえば、 ・親が弟妹ばかり見ていて、ずっと寂しい思いをしてきたしっかり者の姉 ・よくできた兄姉の元で存在感が薄くなり、居場所がなかった妹 などが、その典型例と言えるでしょう。 また、母親が過干渉や心配性で、第一子である姉をあれこれ束縛してきた場合も、この問題が発生するリスクがあります。姉は母と同じやり方を踏襲し、「母にされたように彼のことを束縛する」ことが多くなるのです。 ※本稿は、『兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか』(WAVE出版)の一部を再編集したものです
根本裕幸