古江彩佳は“傾斜の女” 「エビアンは勝つべくして勝った」タケ小山がスイング解説
エビアンの勝因は傾斜 ライが悪ければ悪いほど強さを発揮
今大会の会場エビアンリゾートGCは高低差が大きく、平らなフェアウェイが少なかった。前足下がりでしかも左足傾斜というような複合ライからのショットが多かったと思います。難しい状況からでも安定したショットでグリーンが狙えるかが、一番の鍵となりました。 以前から、傾斜の打ち方がうまい人が勝つと予想していましたが、やはり状況が悪くなればなるほどロフト角を一定に保てる古江プロに有利に働く。彼女の優勝は納得の結果と言えます。
残念ながらパリ五輪には出場できませんが、自然の地形を利用した傾斜の多いコースほど強さを発揮する古江プロ。米ツアー初優勝を果たした「スコットランド女子オープン」、また次戦のメジャー「AIG女子オープン」といった得意と思える大会がツアー後半戦に控えています。世界ランキングも宮里藍さんに続いて日本人世界No.1の座に就ける可能性は非常に大きい。今後も彼女の活躍に期待したいと思います。(解説/タケ小山)