丸いお尻と細いウエストをつくりあげて日本大会2位 「過去イチ体調がいい」その秘訣とは?
12月8日(日)、東京・ベルサール渋谷にて『サマー・スタイル・アワードFINAL決勝大会』が開催され、尾高友里恵(おだか・ゆりえ/38)さんがビキニマスターズ部門2位を獲得した。今年はインナーマッスルの強化に努め、また消化の良い食事で胃腸と体調を整え「過去イチ体調がいい」シーズンだったと振り返る尾高さんに、その対策の詳細を聞いた。 【写真】尾高友里恵さんの丸いお尻と細いウエスト
「高校生のときに膠原病(こうげんびょう)を発症、以来自律神経のバランスが取りにくく、体調を崩して寝込むこともしばしば。健康増進とボディラインの維持を目的に筋トレを始め、ボディコンテストへの出場は今年で4年目。病気の管理と健康維持に加えて、トレーニング、食事管理を含めた大会準備のある生活の最適解を今年つかむことができました」 筋肥大を目的としたトレーニングを週6回、3年間続けてきたが、今年「さすがにデカくなり過ぎちゃう」という段階を迎え、週4回にペースダウン。そのかわりにピラテイスなどインナーマッスルにフォーカスするレッスンを週1、2回組み込んだ。 「インナーが強化され、姿勢が良くなった結果トレーニングの質も上がり、お尻のボリュームを残したままさらにウエストを絞ることができました」 またもともと胃腸が弱く、幼少期から続けたクラシックバレエの発表会の後も、またボディコンテストの大会の後も、毎回必ず寝込むほど体調を崩してきた。 「それが今年は驚くほどずっと体調が良い。減量期の炭水化物源を玄米、オートミール、かぼちゃ、さつまいもなどから去年白米にしたら体調が良かったので、今年はさらに消化のいい果物にしてみたことが良かったのかなと思っています」 大会後も、例年は腹痛に苦しみながらもドーナツ、アイス、ピザといった食べ物を欲する気持ちが強かったが、今回の大会後のお楽しみは「アサイーボウル、グリークヨーグルト、米粉のグラノーラくらい」なのだとか。 大会翌日からパーソナルトレーニングへ、すでに来季を見据えて粛々とトレーニングに励んでいる。 「大会が終わってすぐ、与論島への旅を楽しんできました。もちろんジム付きのホテルを選び、旅行中も変わらずいつものトレーニングメニューをこなしてきました」 来年も再来年も、当たり前のように大会前には最善の調整をして、また当たり前のように自分にとってベストな状態で大会に出場していたい、と言う尾高さん。 「トレーニングを続けていくなかで、身体も心も、自分が理想とする状態に日々近づいていると感じられていることがなによりの喜びであり、やりがいです!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:夏目英明