順調な現役ドラフト組と雨の神がついてるカープ【川口和久のスクリューボール】
現役ドラフトは成功
新井監督には神様がついている?
特にセ・リーグで現役ドラフト組の活躍が目立つ。投手ではソフトバンクから阪神の大竹耕太郎、巨人から広島の戸根千明、野手ではDeNAから中日の細川成也、楽天から巨人のオコエ瑠偉が水を得た魚のように躍動し、チームの戦力となっている。 プロは実力の世界とは言うが、活躍するかどうかはその選手の力だけじゃない。チームの戦力バランスで、その選手にチャンスを与えられるかどうかが決まってくる。あとは出会いだね。伸び悩む選手が、新天地の監督やコーチとの出会いで生まれ変わることもある。投手であれば、1つの球種を覚えることで、まったく別人のように変わることも珍しくないしね。 前者のチームバランスで言えば、層の厚いソフトバンク投手陣の中で、なかなかチャンスが巡ってこなかった大竹、打撃の才能は高く評価されながらチャンスをつかめなかった細川だろう。オコエに関しては、同じ右打者でもあった原辰徳監督や大久保博元コーチのポジティブシンキングがプラスになったと思う。 こうやって放出した選手が他チームの足りないピースを埋めていくと・・・
本文:1,318文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール