「僕がレッドブルにどれだけ優しくできるか」F1角田裕毅の"モチベ"に火がついた2005年…移籍先をかけた戦いになる
それに備えて、角田が2025年にやるべきことは、レッドブルとRB以外のチームから必要だと思われるような走りを披露することだ。 2025年にフェラーリからウイリアムズへ移籍するカルロス・サインツ。そのウイリアムズでサインツのチームメートとなるアレクサンダー・アルボン。2024年にアルピーヌをコンストラクターズ選手権6位に浮上させたピエール・ガスリー。彼らは皆、かつてレッドブル・ドライバーだったが、数年後にレッドブルを離脱した者たちだ。 また2026年にはホンダ(正式にはホンダ・レーシング)がアストンマーティンにパワーユニットを供給する形で、F1に復帰する。つまり、2025年はレッドブルとホンダ・レーシング(HRC)がパートナーを組む最終年。ならば、角田が冷遇を受けるレッドブルにとどまる理由はない。 現時点でアストンマーティンは2026年までフェルナンド・アロンソとランス・ストロールと契約しているため、角田が2026年にアストンマーティンに移籍するチャンスはない。ただし、2025年まで契約があったペレスが2025年を前にレッドブルを離脱したように、この世界では1年後にどうなっているのかは誰にもわからない。 2024年の12月22日にモビリティリゾートもてぎでトークショーを行った角田は、こう語ったという。 「2025年の見どころは、僕がどれだけレッドブルに優しくできるかでしょうね。2025年に向けて、また新たな挑戦ができました。楽しもうと思っています」 レッドブルに選ばれなかったことで、角田のモチベーションにそれまで以上に激しく火がついたようだ。 (文責・尾張正博/モータージャーナリスト)
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