100均でも売ってるけど…高いフライパンと安いフライパン、何が違う?専門家が解説
静岡駅前「呉服町商店街」にある家庭用品専門店の三保原屋本店。お鍋やフライパンなどの台所用品から暮らしの道具まで幅広く扱う専門家に、キッチングッズについて教えていただきます。 ◇ ◇ ◇ 三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。 今回はテフロン・フッ素樹脂加工のフライパン(以下、フライパン)について。
その期待・・ちょっと待って!
お店で日々感じるのが・・ 「高いフライパンなら、丈夫よね!」 という、口には出さないけど、潜在的なお客様のご期待。 そんな質問を受けると・・ 「正しく使えば、高いフライパンは、理論上は長持ちします。」 という、なんかモニョモニョした話をすることがあります。 ※テフロンやフッ素樹脂加工は、フライパン専用の加工・技術ではなく、様々なものに用いられる加工です。 たとえば
三保原屋本店でも業務用レベルのフライパンを陳列しています。 価格は2万以上するものもあります。 モノはとても良いですが、こんな注意書きが。 ●空焚きは禁止 ●中火以下でご利用ください しかも大きな文字で書かれています。 価格の高いフライパンであっても、取り扱いは正しくしていただく必要があります。
フライパンが傷む理由
以前もnoteで記載しましたが、フライパンが傷む理由は ①超高温 ②ダメージ(金属ヘラガリガリや、食材の長時間放置) ③急冷 です。 なので、これを避けていただくと、理論上はフライパンは長持ちするはずなので、是非トライしてみてください。
家庭用品の中ではハードな利用
そもそも。 家庭用品の中で、直火にかけるという行為はかなりハードです。 その中でも空焚きや、超高温での利用は、超超ハードです。 フライパンは調理器具ですが、誤解を恐れずに記載するならば、 「テフロン・フッ素樹脂は、高温には決して強くはない」とご理解ください。 (樹脂なので仕方ないんです。) このあたりの表現は、比較対象が「何か」によります。 ※樹脂の中では、高温に強いと評価されることがあります。 ※鉄フライパンなどに比べると弱いとも言えます。