2050年には街中ドローンが集荷!?AIで配送ルート選択、自動運転でらくらく配達!?これからの20年で変わる物流を描く【著者に聞く】
わずか10年で大きく変わった物流。14年前の2010年には、ここまでネット通販が流行するとは思っていなかったはず。2050年には多くの仕事がAI化されるといわれる。20年後は、一体どうなっているのだろう?ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)さんの「運び屋ゆきたの漫画な日常」から「2010年宅配便の旅」と「2044年宅配便の旅」を紹介するとともにゆきたさんに話を聞いた。 【漫画】本編を読む 2010年から2024年にワープしてきた、ゆきたさん。14年間で宅配業界も大きく変化した。マンションには「宅配ボックス」、コンビニでの荷物が受け取り可能となり、受け取り場所も指定変更ができるようになった。宅配の需要が増えるとともに、委託ドライバーも増加。過去から未来へとやってきたゆきたさんは、「こんなに荷物が多いなら儲かっているはず!」とウハウハするが、ECサイトが掲げる「送料無料」に、さらに驚く! 「2016~2017年頃だったでしょうか、『宅配クライシス』という言葉が生まれました。Amazonを始めとする通販の需要があまりにも増えすぎて、宅配会社のキャパシティを超えてしまい、現場崩壊が起きました。僕は当時それを間近で見ていたのですが、そこから世の中がすごい勢いで変わったんです。『再配達は社会的損失だ』ということが言われ始め、宅配ボックスが増えたり置き配が始まったり、またフリーの委託配達員がたくさん活躍するようにもなりました」と、ゆきたさんは当時を振り返る。 では、未来の2044年は、どうだろう?2044年からやってきたゆきたじいさんによると、宅配トラックは基本的に自動運転、集配端末から情報を読み取って自動でルートを組んで、配達先まで連れて行ってくれるシステムだ。スマホひとつでドローンが集荷。集荷の再配達などの問い合わせも、AIが対応する。人口は減っていく一方、AIによって仕事がカバーされる。 「こういった変化は今も続いていると思うのですが、これからさらにAIの発達に伴って、効率化が進んでいくのだろうと思います。そんなことを考えて描いたのがこの漫画でした」と、ゆきたさん。しかし結局、家まで届けるのは「配達員」。それは、昔も未来も変わらないようだ。 取材協力:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)