【小倉記念】シリウスコルト 落ち着き十分 宗像師は納得顔「うまくガスが抜けた」
「小倉記念・G3」(11日、中京) 今度こそタイトルをつかむ。ラジオNIKKEI賞2着以来のシリウスコルトが7日、美浦Wでシャープな動きを披露した。単走で追われ、鞍上の意のままにピタリと折り合う。迎えた直線で軽く促されると、即座に反応した。リズム良く、そして鋭い伸び脚で6F86秒8-38秒0-11秒5を計時した。 動きの良さに宗像師は納得顔だ。「あまり話すことはないよ。順調に来ています」とにっこり。やや気負った2週前追い切りの内容から、この日は軽めのメニューを選択。「2週前は気が入りやすかったけど、先週、今週は大丈夫。うまくガスが抜けた感じですね」と落ち着きが出てきたことにも満足していた。 前走は直線半ばから力強く抜け出したが、最後は勝ち馬に頭差の惜敗。師も悔しさを口にした。今回は古馬との初対決で、ハンデ54キロでの出走。「57キロでも走っているし」と笑みを浮かべる。左回りは5着だった新潟2歳S以来、2度目となるが「ここで好走してくれれば、選択肢も広がるからね」と期待する。秋の収穫祭とするためにも、初タイトルで弾みをつける。