復興牧場と元役員2人起訴、福島 死んだ牛不法に埋めた罪
東京電力福島第1原発事故で被災した酪農家らが福島市に設立した復興牧場「フェリスラテ」で、死んだ牛を不法に埋めたとして、福島地検は26日、廃棄物処理法違反(不法投棄)の罪で元社長の男性(53)と元常務取締役の男性(45)を在宅起訴し、法人としての同社を起訴した。 地検は男性らの認否について「証拠の内容に関わるため答えられない」としている。 起訴状によると、2人は共謀し2020年1月2日~23年6月25日、牧場敷地内に子牛の死骸約1440キロ(約140頭分)を埋めたとしている。 家畜の死骸は産業廃棄物として処理する必要がある。