函館の座礁タンカー「さんわ丸」から重油流出、船体は傾き乗組員から救助要請
北海道函館市の恵山岬沿岸でタンカー「さんわ丸」(3919総トン)が座礁した事故で、8日午前5時45分頃、さんわ丸から第1管区海上保安本部に「燃料油のA重油が流出した」と通報があった。函館海上保安部によると、船の周囲には油の流出を防ぐためのオイルフェンスを設置したが、若干量の流出があるとみられる。積み荷の軽油と灯油計約3800キロ・リットルは流出していないという。
また、船体が傾いており、乗組員から救助要請があった。同保安部が乗組員11人のうち7人を救助した。残る4人は船内に残り、離礁作業などに当たるという。