Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング39位。一桁順位も目前!右肩上がりの東北クラブ
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
39位:ブラウブリッツ秋田(80) 2024リーグ戦成績:10位(J2) 2024シーズンホームグロウン人数:2人(43位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:4,128人(45位) 2023年度営業収益:約9億400万円(40位タイ) 2020シーズンのJ3を優勝し、翌年からJ2に舞台を移して以降、右肩上がりに成長を続けるブラウブリッツ秋田。2024シーズンはリーグを過去最高の10位で終え、一桁順位も目前に迫っている。 平均入場者数はJ2の中で下位クラスだが、様々な面でポジティブな状況が見受けられる。コロナ禍の影響を受けた2021・2022シーズンを除き、直近2年間は平均入場者数で過去最高を更新し続けている。2023シーズンの平均入場者は3,139人で、翌2024シーズンは4,128人。来場者を1000人近く伸ばしており、この規模の成長率としては順調と見て良いだろう。 また、2023年度の営業収益は約9億400万円で、前年比で2700万円の増収。先述の平均観客数の増加により、2024年度の収益も増加すると見られる。 これまで新スタジアム建設の是非が間欠的に問われてきたが、クラブの運営面では前向きな評価を受けても違和感はないはずだ。5000人以上の観客が秋田のホームスタジアムを訪れたのは、2023年の時点では1回のみ。それが翌年には5回に増加している。ふるくからクラブを見守るサポーターは、本拠地の賑わいを肌で感じているかもしれない。
フットボールチャンネル