パリ五輪柔道「金」角田夏実選手、携帯電話に警官名乗る詐欺電話…1日署長で警戒呼びかけ
パリ五輪柔道女子48キロ級で金メダルを獲得した角田夏実選手(32)が16日、大阪府警住吉署の一日署長に任命され、住民らに特殊詐欺や子どもを狙った犯罪への警戒を呼びかけた。
同署で委嘱状を受け取った角田選手は、署内の道場で男性署員を相手に豪快なともえ投げを披露。その後、近くの和菓子店に移動し、「『うまい話』は要注意」「電話でお金の話は詐欺です」とのシールが貼られたどら焼き100個を来店者に配った。
住吉大社(大阪市住吉区)では防犯教室も開催。参加した保育園児ら約60人に、イラストを示しながら「1人で遊ばない」「誰とどこで遊ぶか親に言ってから出かけよう」と語りかけた。
自身も最近、携帯電話に警察官をかたる人物から特殊詐欺と疑われる電話がかかってきたといい、「焦って1人で対応せず、周りに相談してほしい」と力を込めた。