【実走765キロ】スバル「ソルテラ」で国道4号全走破充電の旅! 気になる充電回数は…EV旅の電費は高速より下道が優秀です
765キロを走りきって、電費は優秀な7.3km/kWh!
その後、道の駅 十和田に寄ったら、ここの充電器は故障のため使えなかった。複数の充電アプリで確認しても故障の情報は上がっていない。この故障はなかなかの痛手だ。この時点で走行685km、バッテリー残量34%。 その後かなりヒヤヒヤしながら粘りの走行を続け、ようやく国道4号終点の青森県庁に到着した時点では、走行距離765kmでバッテリー残量はわずか16%となっていた。 日本橋を昼の12時に出発して、終点の青森県庁に翌日13時到着なので、25時間かかってしまった計算だ。ここまでで充電したのは3回だ。1回30分で3回なので充電時間だけでは1時間30分使ったことになる。そのほか仮眠や日帰り温泉に入浴、休憩なども含めての25時間という結果だ。時間はかかってしまうが、この距離を充電3回で行けたのならかなり好成績だったのではないかと思う。 青森市が意外に充電器がなく、少し離れた日産ディーラーで充電を行う。50kWの充電器で16%から充電を行ったが意外に入らず43%までしか充電できなかった。お昼ご飯を食べている間に充電を行ったので時間的ロスはあまりない。充電は最後の青森市内も含めて4回で、電費は7.3km/kWhとなった。
EVでもストレスを感じず、静かに快適に旅ができる時代に
東北地方は都市部を離れてしまうと充電器のインフラ問題は起きてしまうが、よほどの山中に入らない限りはどこかに充電器は必ずあるので、そこで充電を行えば問題はないだろう。また、300km程度までなら余裕を持って走行ができる、 とはいえ充電計画はある程度立てた方が安心なのは言うまでもない。悠久の奥州に思いを馳せながらEVで走るのも悪くない。 じつはこの青森まで走ったたあと、八戸から北海道の苫小牧に渡り、十勝スピードウェイまで行き、さらに帰りは札幌を経由し、再び苫小牧から八戸に渡り帰京してきている。この北海道編に関しては、交通タイムス社刊の『SUBARU MAGAZINE vol.54』でレポートを行っているのでそちらを見ていただきたい。 EVでも長距離移動はもちろんできる。エンジンの振動やマフラーの音などがない分、静かに快適に移動できる。都市間移動などに最適なモビリティということを改めて実感した。
雪岡直樹(YUKIOKA Naoki)
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