【実走765キロ】スバル「ソルテラ」で国道4号全走破充電の旅! 気になる充電回数は…EV旅の電費は高速より下道が優秀です
福島・鏡石町のコンビニの90kW充電器が旅のカギ!
夏真っ盛りの8月終盤のお昼12時に東京・日本橋を出発した。バッテリー残量は81%からのスタートだ。お昼頃とはいえ都心部は渋滞もひどく、埼玉県との県境まで1時間以上かかってしまった。 その後は北関東のアウトバーンとして名高い国道4号バイパスに入り、快適な移動をしていく。信号が適度な距離にあり適宜回生ブレーキで停止することで、電気をわずかだが回収できている。 宇都宮に入った頃に北関東特有の局地的雷雨に見舞われ、道路が渋滞するのとともに、エアコン、ヘッドライト、ワイパーと電力を使っていく。ヘッドライトなどはLEDになっており省電力化されているが、ワイパーはそれなりに電気を消費していきそうだ。 宇都宮を過ぎてさくら市で休憩を取る。122km走行して、バッテリー残量は49%となった。 その後、那須を抜けて福島県に入っていく。国道4号をひたすら仙台に向けて走っていくとディーラーや道の駅などで充電できるポイントは多くあるが、どれも40~50kW級の充電器だ。 この充電器しかなければ仕方ないが、鏡石町のコンビニに90kWの充電器があるのを知っているので、なるべくならそこで大量に充電したい。仮に30分止まったとしてもコンビニに併設されているので、トイレや飲み物、食料の調達には困らないのも良い点だ。鏡石町のコンビニ到着時で203km走行しバッテリー残量は27%。 ここで残量73%まで充電できたのでそのまま仙台市まで行けるのだが、今回はその先に行くので、仙台市内を少し離れた、仙台市泉区にあるガソリンスタンドで充電した。ここまでで359km、バッテリー残量は41%だ。昨今はガソリンスタンドでも充電できるスポットが増えているため、空気圧チェックや洗車ついでに充電できるのも良いことだ。エンジン車と同じような活用ができる。ここの充電器は50kWなのだが77%まで戻すことができた。
岩手からは充電器のないエリアが続くので要注意
その後深夜の国道4号をひたすら走り、平泉の中尊寺の近くを通過し、花巻市で仮眠を取ることにした。コンビニの片隅で仮眠をとったが、よくよく調べると少し先の道の駅 石鳥谷というところに充電器&コンビニが併設されているようだ。こちらで仮眠すれば充電やコンビニ利用など効率的ということで、コンビニから道の駅 石鳥谷へ移動し充電を行う。この時点で528km走行、バッテリー残量は35%から、道の駅の50kW充電器で70%まで復活した。 再び昼間の国道4号を北上を続ける。このエリアは片側1車線の国道のため、それほど速度域が高いわけでもなく、ただひたすらに移動していくという時間が流れる。盛岡近郊はさすがに大きな道になるが、それなりに交通量もあり速度は上がらない。 盛岡をすぎると大都市と呼べるほどの都市は少なくなっていく。ということは、充電スポットも減っていく傾向になる。道の駅やディーラーが頼りになるが、それすらもないエリアが結構続くところもある。そういう充電器なしエリアで電欠にならないように、それまでの電費や走行可能距離などを考慮して、早めに充電しておくことも大事かもしれない。 道の駅 三戸でも休憩をしたが、ここでは充電をしなかった。この判断がのちにギリギリの残バッテリー量になるかもとは正直、考えていなかったのだ。この時点で656km走行しバッテリー残量が42%だったので、充電しておけばよかった。
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