ハーレー、BMW、インディアン、ロイヤルエンフィールドのど迫力カスタムマシンに注目! 「第31回ヨコハマホットロッド・カスタムショー2023」レポート
ハーレーダビッドソンは新型Xシリーズのカスタムを早くも披露
インディアンが伝統とその革新をフィーチャーするとしたら、ハーレーダビッドソンはカスタムカルチャーのビッグバンとも言える存在で、拡張性を発揮した。事前に告知されていた新型モデル、X350&X500のコンプリートカスタムをはじめ、レースシーンからダイレクトにフィードバックされたカスタムバイクなど、これまでのハーレーダビッドソンからは考えられないようなモデルが目白押しだ。 売り上げが好調だというXシリーズは、HOT DOG CUSTOM CYCLES(ホットドッグ・カスタムサイクルズ)とWEDGE MOTORCYCLE(ウェッジ・モーターサイクル)の国内ビルダーが、それぞれのオリジンを活かしつつイメージを増幅したモデルを出展。 X350はホットドッグの河北啓二氏によってフラットトラックレーサーのスタイルが与えられ、またウェッジの二平隆司氏によるX500はカフェレーサーのエッセンスを身にまとったストリートレーサーへ変貌。いずれも人だかりが絶えることなく、市場での注目度の高さを物語っていた。 また近年、ハーレーダビッドソンが力を入れているフーリガン(Hooligan)レースからインスパイアされたカスタムマシンもリアルな速さとスタイルを両立したジャンルと言えよう。 今回、アメリカ本国から上陸したSuicide Machine Companyがパンアメリカをベースに製作したフラットトラックレーサーは、実際に年間6位に入賞したレースマシンそのもの。本物だけが持つ迫力、ディテールの緻密な仕上げなど、アメリカンカスタムの底力を感じさせるモデルたちだった。 ■日本の老舗ハーレーカスタムビルダーのホットドッグ・カスタムサイクルズから出展のX350knight。フラットトラッカー「XR750」を独自にオマージュした造形が魅力のカスタム。 ■同じく日本のウェッジ・モーターサイクルの手によるX500のカスタム「Notch X」。テールを大胆にシェイプし、独自のクールなカフェスタイルストリートレーサーに仕立てた。 ■アメリカ本国のSuicide Machine Companyが手掛けたパンアメリカ1250ベースのフーリガンレーサー。#66は、実際に本国レースで年間6位に入賞の本格マシン。