浦添の業者が不正受給6000万円 コロナ「雇用助成金」、沖縄で過去最高額
沖縄労働局は15日、ITスクールや民泊、カラオケバーを運営する浦添市内の業者が「雇用調整助成金」4649万6520円、「緊急雇用安定助成金」1508万73円の計6157万6593円を不正受給したと発表した。 【写真】コロナ禍、沖縄はPCRに行列
コロナ関連の不正受給金としてはどちらの助成金でも県内で過去最高額となる。 沖縄労働局によると、実際の休業日数よりも過大に申請し、また雇用実績がないにもかかわらず雇用したとする虚偽の申請書類を作成し、雇用調整助成金と緊急雇用安定助成金を不正に受給した。 同社は2020年4月~22年4月の期間分の助成を申請。調査を経て24月5月15日に支給決定が取り消された。不正額は15日現在で未返還。同局は内容が悪質だとして企業名を公表した。今後の対応については関係機関と協議して方針を決める。 コロナ関連の雇調金不正受給について、県内の処分件数は今回を含め18件、総額は約4億3000万円に上る。
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