【独自解説】「北朝鮮のお金は“ババ抜きのババ”」とにかく外貨が欲しい北朝鮮!でも金正恩総書記“肝いり観光ツアー”は大失敗で…参加した旅行ブロガーが驚愕の全貌を公開
また、ボスクレセンスキー氏は公園で、おばあさんと一緒にいる子どもに会ったのでチョコレートを渡そうとしたところ、なぜか全速力で逃げられ、現地の一般市民とは交流不可能だと感じたといいます。牧野氏によると「そもそも北朝鮮では、外国人を見たら通報しなければならない」、一緒にいたおばあさんの心理としては「下手に関わると自分も危うくなるため、おばあさんにとっては恐怖でしかない」ということです。 Q.観光客を受け入れているのに、外国人を見たら通報義務があるんですか? (牧野氏) 「“外国人は基本的にスパイだと思え”という教育をしていますので、このおばあさんにしてみると、『“スパイ”から何か貰ったら、自分は“スパイ”の協力者だと思われてしまう』というふうに考えたんだと思います」 Q.チョコレートといった“嗜好品”を貰ったのを誰かに見られたら危ない、というのもあるんですか? (牧野氏) 「例えばTシャツなど、英語・外国語のついた製品を持っていると通報されたりすることがありますから、そういう意味では心配したのかもしれません」
そんな市民たちは、金日成広場前に来たら必ず自転車を降りて、歩いていたといいます。牧野氏によると「金日成主席への敬意を表すものだ」ということです。また、車で行ける距離なのに飛行機で移動させられたといい、牧野氏は「周囲を見せない、また整備不良を見せたくない」との見解を示しています。 Q.『周辺の町・村・道路などを見せたくない』という思惑があるんですか? (牧野氏) 「北朝鮮の道路はアスファルトがほとんどなくて、コンクリートやセメントで造っています。開城(ケソン)から平壌まで行ったアメリカの友だちに聞いたのですが、寒暖差も激しいのであちこち穴が開いていて、スピードを出して走れないそうです。幹線道路も、必ず住宅との間に林を作ったりして、見せないよう工夫しています。やはり目に入るのが嫌なんでしょう」
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