【独自解説】「北朝鮮のお金は“ババ抜きのババ”」とにかく外貨が欲しい北朝鮮!でも金正恩総書記“肝いり観光ツアー”は大失敗で…参加した旅行ブロガーが驚愕の全貌を公開
そして、首都・平壌であっても、渋滞がなかったといいます。 Q.一般の方が自動車を個人で持っていることはないんですよね? (牧野氏) 「“マイカー”という概念がありません。北朝鮮では、運転手という職業自体が労働党員のエリートです。あと、ガソリンがないので節約しなければいけないということになっていて、曜日ごとにナンバー制で『この曜日は奇数の番号は走っていい』とか『週末は特定の部署の車以外は平壌の中を走ってはいけない』とか、そういうルールがあります。運転免許証を持っているだけでエリートですから、全然感覚が違いますよね」 また、都市部ではドル・人民元がメインで流通していて、自国通貨は釣り銭用⁉ということです。 Q.よっぽどドルが欲しいんでしょうか? (牧野氏) 「ドルでしか買えないものがありますよね。例えば、北朝鮮でみんなが欲しがっている携帯電話は、ドルでしか買えません。一方で、北朝鮮のお金はいつ為替がぐちゃぐちゃになるかわからず、時々“貨幣改革”をやって急に使えなくなったりして、すごくリスクがありますので、当然誰でもドルが欲しいと思います」 Q.国民も一定程度、ドルを持っているんですか? (牧野氏) 「持っています。北朝鮮のお金って、要するに“ババ抜きのババ”みたいなものですから。ドルで払って、しょうがないからお釣りの調整として持っているということです」 Q.“闇市場”で、『ドルや人民元じゃないと買わせないよ』みたいな所もあるんですか? (牧野氏) 「それはそうです。ただ、党の人間らが見張っていますから、そういうのは党の人間に見えないような所でやるというのが常識です」
観光業は「“北朝鮮が苦しい”ということを自白している行動」⁉金正恩総書記“肝いり観光事業”失敗で大ピンチ!次なる一手は―
金正恩総書記“肝いり観光事業”が、今ピンチだといいます。2024年2月時点では、定員100人に対し98人が集まっていましたが、3月に入って参加者が激減。最終的には、14人しか集まっていないということです。米・メディアは、「度が過ぎた規制が原因だ」と分析しています。 観光事業活発化のため、北朝鮮側もPRに尽力しています。ロシア・モスクワの観光産業展に初出展し、北朝鮮の担当者は「北朝鮮観光の潜在性と考え方を説明する」と話しています。また、新たなツアーを続々発表しました。
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