墨のにじみに苦戦 京都の園児、写経に真剣 薬師寺執事長が手ほどき
子どもたちが参加する写経講座が、京都市山科区のおおやけこども園で開かれた。薬師寺(奈良市)の大谷徹奘(てつじょう)執事長の教えを受け、園児たちが真剣な面持ちで初めての写経に挑んだ。 【地図】こども園がある京都市山科区 園児や地域の子育て世帯に家庭でできない体験や本物に触れてほしいと、12日に初めて開催。同園からは年長クラスの65人が参加し、般若心経の精神を易しい言葉で表現した文章を書き写した。 輪袈裟を首にかけた園児たちは、大谷執事長から「ゆっくりでいいから一生懸命に書いてみて」と教えられ、写経に初挑戦。墨のにじみやかすれに苦戦しながらも、集中してお経を書き上げた。 参加した園児(6)は「漢字が書きにくかったけど楽しかった。またやってみたい」と笑顔を見せていた。