姫路SAの「相乗り」迷惑駐車、一般道から進入禁止の効果は? 実施1年、国交省が調査
2023年9月に一般道からの進入を禁止した姫路バイパス姫路サービスエリア(SA、兵庫県姫路市広畑区西蒲田)で、長時間の迷惑駐車や同SAに集合して車1台で目的地へ向かう「相乗り行為」が、禁止する前に比べて大幅に減少した。国土交通省姫路河川国道事務所の調査で分かった。 【写真】姫路バイパスSAで長時間の迷惑駐車横行、3割が一般道から 13日夜から乗り入れ禁止に 兵庫 同事務所によると、姫路SAは長年、長時間駐車による駐車場の混雑が常態化していた。原因の一つが相乗りで、高速料金などを節約するため複数の車で集合して1台の車に乗り、レジャーや仕事に向かう迷惑行為が頻発していた。 相乗りによる長時間駐車を防ごうと、同事務所は昨年、一般道から同SAへの乗り入れを禁止。進入をバイパス利用者に限定し、相乗り行為の抑制を図った。 対策後1年の効果を見るため24年9月に行った24時間の目視調査では、対策前の22年12月に比べ、4時間以上の長時間駐車が61台から30台に半減。うち、相乗り行為の駐車は40台から1台に激減した。毎月行う簡易調査でも、長時間駐車は減少傾向にあるという。 ただ、2、3時間ほどの比較的短時間の駐車での相乗り行為もあったといい、同事務所は「引き続き適切な利用を呼びかける」とする。(真鍋 愛)