【UFC】平良達郎が米国番組に出演「パントージャ、僕と日本で戦ってくれませんか?」「朝倉海選手のUFC参戦を楽しみにしてる」、朝倉海は「誰とでも戦う準備はできている」
◆王者パントージャの前戦を見て「僕はエルセグみたいにならないよ」
UFC無敗の6連勝をマークした平良の今後の練習環境は、これまで通り、沖縄とコロラドを行き来する形になるという。 「日本とアメリカを行ったり来たりするような生活をしようと思っています。エレベーションファイトチームのコーチや選手たちにもすごく感謝しています」と語る平良は、「次でタイトル戦は、流石にまだ早い?」と聞かれ、「タイトル戦の準備はできているし、急にトップ5に入って、誰とやっても面白いなってすごくワクワクしています」と、目を輝かせる。 現UFC世界フライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)は、5月のリオ大会で、当時10位だったスティーブ・エルセグの挑戦を受けて、5R判定勝ち。2度目の王座防衛に成功している。 試合はエルセグの右ヒジで出血するなど、打撃で苦しめられた王者だったが、組み技で上回り、地元でベルトを再び腰に巻いた。 その試合を「一言で言うとチャンピオンはほんとうにタフだな、という印象です。でも“僕はエルセグみたいにならないよ”って思いました。素直に」と評した平良は、最後に「パントージャにメッセージを」とうながされ、「パントージャ選手、僕と日本で戦ってくれませんか? ほんとうにTUFの頃から観ていて凄く良いファイターだと思うんですけど、僕が勝ってチャンピオンになります」と、あらためて対戦を呼び掛けている。 前述の通り、日本人でUFC世界王者は生まれておらず、アジアでも男子でUFCチャンピオンになった者はいない(※女子では中国のジャン・ウェイリーがストロー級王者に) 現時点でアジア人の男子最高位は、ウェルター級3位のシャフカト・ラフモノフ(カザフスタン)でUFC6連勝中。同じく6連勝の平良がフライ級5位、そしてバンタム級7位のソン・ヤドンが7位につけているが、3月にピョートル・ヤンに敗れ、王座戦線から一歩後退している。 果たして平良は、アジア男子にUFC初のベルトをもたらすか。 ◆UFCフライ級ランキング(6月18日付) 王者 アレッシャンドリ・パントージャ 1 ブランドン・ロイバル 2 ブランドン・モレノ 3 アミル・アルバジ 4 カイ・カラ・フランス(8.17 エルセグ) 5 平良達郎(6.15 vs.ペレス) 6 ムハンマド・モカエフ(7.27 vs.ケイプ) 7 アレックス・ペレス(6.15 vs.平良達郎) 8 マネル・ケイプ(7.27 vs.モカエフ) 9 スティーブ・エルセグ 10 マテウス・ニコラウ 11 ティム・エリオット 12 マット・シュネル 13 タギル・ウランベコフ(6.15 ジョシュア・ヴァン戦が中止) 14 ダビッド・ドボジャーク 15 コーディ・ダーデン(7.20 ブルーノ・シウバ) ◆UFCバンタム級ランキング(6月18日付) 王者 ショーン・オマリー 1 メラブ・ドバリシビリ 2 コーリー・サンドヘイゲン(8.3 vs.ウマル) 3 ピョートル・ヤン 4 マルロン・ヴェラ(8.3 vs.フィゲイレード) 5 ヘンリー・セフード 6 デイブソン・フィゲイレード(8.3 vs.ヴェラ) 7 ソン・ヤドン 8 ジョゼ・アルド 9 ロブ・フォント 10 ウマル・ヌルマゴメドフ(8.3 vs.サンドヘイゲン) 11 カイラー・フィリップス 12 マリオ・バティスタ 13 ドミニク・クルーズ 14 ジョナサン・マルチネス 15 ペドロ・ムニョス