大阪・松井知事と吉村市長が会見 「クロス選」出馬(全文3)公約は9割達成、残るは都構想
大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)と大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)は8日午後、大阪維新の会の全体会議終了後に記者会見を行った。 【動画】松井知事と吉村市長が会見 大阪都構想で決裂「クロス選」出馬表明(2019年3月8日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「松井知事と吉村市長が会見 大阪都構想で決裂「クロス選」出馬表明(2019年3月8日)」に対応しております。 ◇ ◇
党利党略、職責放棄という批判にどう答えるか
朝日新聞:朝日新聞の【ナラザキ 00:47:23】です。3年半前に知事と市長がダブル選で勝利したときは、この4年間を含めて、都構想だけではなくさまざまな政策をパッケージにしてお2人に託したと、付託をしたと思うんですけれども、それをこの任期途中で辞職してクロス選に臨まれるということについては、党利党略だったりとか職務職責の放棄という批判があると思うのですが、その批判にはどのように答えますか。 松井:4年前のあの選挙、一丁目一番地の政策は大阪都構想をもう一度皆さんにご判断いただきたいということです。それ以外にいろいろありました。万博、それから府市のそれぞれの施設を一元化して機能強化をするというような、さまざまな政策がありました。のちほど吉村市長が言う話ですけど吉村市長は教育の拡充とかあったし。 これはもう皆、朝日新聞も含めて皆さん報道なので、府政記者クラブ、市政記者クラブでもう3年4カ月チェックしてきてくれてるわけですよ。これは9割方、僕らは公約を果たしたと思っています。残りの、残っている一番大きなものが都構想なんですよ。だからあとはこれをやり切りたいと、こういう思いで今回、住民の皆さんに判断を仰いでいるということです。 吉村:約3年半を振り返って、大阪の財政の建て直しであったり、大きな改革で言うと地下鉄の民営化であったり、市民の皆さんに公約で掲げたことというのはほぼ9割は達成できたと思っています。今回、最後の予算ですけども、この予算について審議も終えて、最後判断するのはもう議会になりますけども、この予算編成においても皆さんと約束したことというのは、これは十分反映させてきたと思っています。 ただ、その中で残りの、最後の、4年間の最後の予算編成も終えて残りの8カ月を振り返ったときに、やっぱりどうしてもできていなかったのが一番、一丁目一番地である都構想の再挑戦だったわけです。であるならば、統一選があって維新の議員の市議会、府議会の選挙もあるというのを考えたときに、漫然と残りの8カ月を過ごすよりは、市民、府民の皆さんにもう一度都構想を問うと、住民投票の実現に向けて問うというのが政治家としてあるべき姿かなと。4年前に約束した民主主義の観点から考えてもあるべき姿かなというふうに思いましたので、今こういう決断をしているということです。 司会:続きまして。