大阪・松井知事と吉村市長が会見 「クロス選」出馬(全文3)公約は9割達成、残るは都構想
都構想のくわしい説明ができない中での選挙をどう考えるか
共同通信:共同通信の【オンダ 00:50:43】です。今日、辞職を表明されて、投開票日まであと1カ月しかありません。先ほどお話もありましたが、説明ができないと、協定書がまとまっていないので都構想に詳しい説明ができないという中で、1カ月の中で府民と市民の方々はまだ出来上がっていないものの中で都構想を判断しなきゃいけないという状況になると思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 松井:それがちょっと大きな間違いで、都構想は最後住民投票で、皆さんが直接民主主義で、究極民主主義で決定をするわけです。僕らが今回選挙で問い掛けるのは、要は法定協議書をきちっと作らせてほしいということですよ。それで議会の同意を得れる数をくれと。そしてそれが出来上がって初めて、都構想を押し付ける意味でやっているんじゃないんです。都構想は最後、住民の皆さんの判断なので。だから僕は今回、公明党さんが約束をほごにしたので一番おかしいのは、なんで住民が最後決めることを議会でつぶそう、つぶそうとするのかが一番分かりません。これは自民党にも共産党にも言えることだけど。 要は、われわれがいくら都構想を推薦、お勧めしても、これは議会と首長で決めれる話じゃないんです。最後は住民が判断するんだから。何度も言ってるけど、行政の制度に100点満点の制度はないんです。それはいいところも悪いところもあるわけですよ。でも今までの大阪府と大阪市とばらばらのときと比べればよっぽどいいでしょうというのがわれわれの考え。それは法定協議書ができて、住民の皆さんが1票で決めるわけだから。だから今、この1カ月で都構想の中身を全て説明するということの選挙ではないということです。皆さんが分かるための協議書を作り上げるための議会の構成にしてほしいという、そういう選挙です、今回。 吉村:その理屈が成り立つんであれば、反対派の理屈も成り立たないと思うんですよ。案がない中で、じゃあなんで反対するのっていうことになりますんでね。案がない中で百害あって一利なし、都構想には反対をっていうんで、当然対立の候補が立てられるわけですから、それも大義がないということになると思います。 違うんです。最後、決めた案を問うのは最後、住民投票で手続きがあるんですよ。だからそこで確定した案の賛否を問うと、これがまさに手続きです。なので、そこにたどり着かせてくださいということです。住民投票にたどり着かせてくれと、再挑戦をもう一度させてくださいということについては市民の皆さんも当然ご判断はできると思います。逆にだから反対派の立場も、そんなん要らんという判断はできると思いますのでね。まさにそれが、どちらが信を得られるのか、これは僕は十分意味があるし、できることだというふうに思っています。だからわれわれは今回挑戦するということです。 だから今回われわれ、これができて都構想が、もし僕と知事が再任されたら都構想が完成じゃないですから。そういう手続きじゃないです。最後は案を決めて住民投票で住民が決めるわけです。その前段階として僕らは再挑戦をさせてくださいと。その判断は市民の皆さん、イエスかノーかの判断はできると思います。それがないともう進まない状況まで来てしまったということです。 司会:続きまして。