【フィギュア】大庭雅が全日本切符「頑張ってきて良かった」友人・宮原知子に感謝/西日本選手権
<フィギュアスケート:西日本選手権>◇3日◇第2日◇愛知・日本ガイシアリーナ◇女子フリー ショートプログラム(SP)5位の大庭雅(29=東海東京FH)が、フリー101・96点の合計155・75点で5位になった。全日本選手権(12月19~22日、大阪)の切符を得る上位7位以内を守り切り「1年間の中で一番目標にしている全日本出場を達成できた。本当に、頑張ってきて良かった」と屈託のない笑みを浮かべた。 冒頭の3回転フリップを着氷。その後もダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループや3回転ループを降りるなど、落ち着いて演技を進めた。 SP後に「スケート人生20年の中で一番調子が良い」と絶好調であることを明かしていた大庭。昨季までなら「跳べた」と思っていたジャンプも厳しくジャッジし、降りるだけでなく質にこだわるようになった。細部を詰めてきたからこそ自信が芽生え「今できるすべてが出せた。最後まで楽しく笑顔で滑ることができて、本当に満足」とほほ笑んだ。 全日本では、まずSPに全力を注ぎ込む。「(宮原)知子ちゃんが作ってくれたショートを披露できることがうれしくて。『全日本に持って行くね』と約束したので、それをかなえられたことがうれしい」。友人に振り付けてもらったプログラムとともに、笑顔で大舞台に立つ。【竹本穂乃加】