【NFL】ペイトリオッツ守備陣に対するメイヨHCの発言に「傷ついた」とベリチック元HC
ニューイングランド・ペイトリオッツの元ヘッドコーチ(HC)であるビル・ベリチックは、ジェロッド・メイヨ現HCがかつて指揮した選手たちを「軟弱」と呼んだことを快く思っていない。
コーチから解説者に転じたベリチックは、ラインバッカー(LB)として現役時代を過ごしたメイヨHCの発言に不快感を示している。特にディフェンスを擁護する形で、現地21日(月)に出演した『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィ・ショー)』でその不満を明かした。
「昨シーズン、ペイトリオッツのディフェンスはリーグトップのラン守備を誇っていた。そして1回あたりのランヤードはリーグ1位だった。今年は20位台に落ちてしまっているが、メンバーはほとんど変わっていない」とベリチックは話している。
「アウトサイドラインバッカー(OLB)のアンファーニー・ジェニングスとジャラニ・タバイとは再契約し、もちろんセーフティ(S)カイル・ダガーも残っている。ディフェンシブエンド(DE)マーカス・ジョーンズやコーナーバック(CB)クリスチャン・ゴンザレスはこの1年間ケガをしていない。2人は昨年のこの時期に故障者リザーブ(IR)リストに登録されていた。DEディートリッチ・ワイズ、ノーズタックル(NT)デボン・ゴッドショウ、DEケイオン・ホワイト、Sマルテ・マプも健在だ。要するに、ほとんど同じ選手がそろっているし、むしろ強化されているとさえ言える」
「だから、彼らが批判されたことで私も傷ついた。彼らは軟弱なんかではない。昨年、彼らはリーグ最高のラン守備を誇っていた。オフェンスがなかなか得点できなかったにもかかわらず、彼らはしっかりと仕事を果たした。ディフェンスの選手たちには本当に同情する。あれは非常にタフなチームで、みんなタフな選手たちだ。いつでも準備万端でフィールドに出ていける」
ベリチックがペイトリオッツで最後に指揮を執ったシーズン、ペイトリオッツは1回あたり3.3ヤードというリーグ最少のランヤードを許し、総ランヤードでもリーグ4位という好成績を残している。