10年で1000万円貯めたい!新NISAの「つみたて投資枠」で目指すなら毎月いくら積み立てる?
【新NISAのつみたて投資枠】10年間で1000万円を達成するには
10年後の運用成果は、運用利回りによって大きく左右します。 今回は、想定利回りを3・5・7%に設定し、10年後に1000万円を達成するのに必要となる毎月の積立額を算出しました。 ●【新NISAシミュレーション】想定利回りが3%の場合 想定利回りが3%の場合、毎月7万2000円ずつ積み立てることで10年後に1000万円を達成します。 <資産額推移> ・2年目:178万円 ・4年目:367万円 ・6年目:567万円 ・8年目:780万円 ・10年目:1006万円 ●【新NISAシミュレーション】想定利回りが5%の場合 想定利回りが5%の場合、毎月月6万5000円ずつ積み立てることで10年後に1000万円を達成します。 <資産額推移> ・2年目:164万円 ・4年目:345万円 ・6年目:544万円 ・8年目:765万円 ・10年目:1009万円 ●【新NISAシミュレーション】想定利回りが7%の場合 想定利回りが7%の場合、毎月5万8000円ずつ積み立てることで10年後に1000万円を達成します。 <資産額推移> ・2年目:149万円 ・4年目:320万円 ・6年目:517万円 ・8年目:744万円 ・10年目:1004万円
毎月いくら投資に回せるのか考えてみよう
シミュレーション結果を見ると、利回りが3%なら毎月7万2000円ずつ、利回りが7%なら毎月5万8000円ずつ積み立てれば10年間で1000万円を達成できる可能性があります。 ただし、あくまでもシミュレーションによるものなので、実際の運用結果は10年後になってみないとわかりません。 リスク許容度が高いほど期待できるリターンは大きくなりますが、その分リスクも高くなることを頭に入れておきましょう。 また、家計の状況を鑑みて、毎月いくら投資に回せるのかを考えることも大切です。毎月の積立額が多いと収支のバランスが崩れ、積み立てを続けるのが苦しくなる可能性があるからです。 毎月の積立額は無理のない範囲で設定し、お気に入りの商品を長期間コツコツを積み立てていきましょう。
参考資料
・金融庁「つみたて投資枠対象商品届出一覧」 ・金融庁「つみたて投資枠対象商品の分類(2024年5月15日時点)」 ・金融庁「つみたてシミュレーター」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」
加藤 聖人