オラスクアガVSゴンサレス、無判定試合からオラスクアガのTKO勝ちに変更に
プロボクシングのWBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(25)=米国=の初防衛戦(10月14日、東京・有明アリーナ)の結果が、無判定試合(無効試合)からオラスクアガの1回2分25秒TKO勝ちに10月30日付で変更になったことが2日、分かった。日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛本部事務局長(63)が明らかにした。JBCは週明けに正式に発表する。 当初は対戦相手で同級1位だった前WBO世界ライトフライ級王者のジョナサン・ゴンサレス(33)=プエルトリコ=が偶然のバッティングで左目の下をカットして続行不可能となり、無判定試合と裁定されていた。しかし、オラスクアガ陣営は試合後に抗議し、JBCがレフェリーらにヒアリングした結果、レフェリーは試合続行可能と判断したがゴンサレスが棄権したと主張。安河内本部事務局長は「すべての権限はレフェリーが持っている。その場で変えることがベストだったかもしれないけど、現状で変えることが望ましい」と裁定の変更を決定。WBOが了承した。 帝拳プロモーションと契約しているオラスクアガは初防衛に成功し、指名挑戦者だったゴンサレスは同級4位に世界ランキングを下げており、再戦を義務付けるなどの条件も特に付いていないという。 興行は動画配信サービスのアマゾンプライムビデオで独占生配信された。プロ戦績はオラスクアガが9戦8勝(6KO)1敗、ゴンサレスが34戦28勝(14KO)4敗1分け1無効試合となった。