「多くの受験生に使ってほしい」と話す遠州鉄道の大石さん

　遠州鉄道（浜松市中央区旭町、TEL 053-454-2215）が12月13日、受験生応援キャンペーンとしてICカード「合格祈願ナイスパス」の販売を始めた。（浜松経済新聞） 【写真】「合格祈願ナイスパス」の通常版台紙（右）と第一通り駅限定台紙（左） 　バスや電車の利用者の多くを占めるという学生の受験合格を応援しようと企画した。電車やバスの支払いに使える同社のICカード「ナイスパス」に「合格祈願」の文字をプリントし、オリジナルデザインの台紙とセットで販売する。合格祈願ナイスパスを使えるのは来年4月30日までだが、残額は通常のナイスパスに移し替えることができる。 　同鉄道の「第一通り駅」では、「『第一』志望に『通る』駅」と受験合格に縁起の良い駅名にあやかり、特別キャンペーンを展開。「合格祈願ナイスパス」購入者には、第一通り駅限定の台紙、金色の「合格祈願鉛筆」、絵馬をかたどったメッセージカードを進呈する。メッセージカードは、合格を願うメッセージなどを自由に記入して、同駅構内にあるボードに掲示できる。「合格祈願ナイスパス」購入者以外も自由にメッセージを書き込める「合格祈願メッセージノート」も用意する。構内にはこのほか、同鉄道のオリジナルキャラクター「アカデンジャー」が「大権現」となって受験生を応援するパネルも設置。「第一志望に通りますように」の文字が入った「合格祈願駅名キーホルダー」も、4色展開で販売する。 　運輸事業部の大石麟太郎さんは「受験生はもちろん、受験生を応援したい方にもキャンペーンを利用してほしい。受験を『ナイスパス』できるよう『合格祈願ナイスパス』を使ってもらえたら」と話す。 　価格は、合格祈願ナイスパス＝1,000円（デポジットなし）、合格祈願駅名キーホルダー＝500円。販売期間は、12月13日～来年4月30日。浜松駅バスターミナル乗車券センター、新浜松駅、西鹿島駅など11カ所で販売する。