「松井監督には存分にやってくれと話している」最下位の西武を後藤高志オーナーが激励 活躍の若手トリオ絶賛「すごく良かった」
◆西武2―1楽天(11日、ベルーナドーム) 西武の後藤高志オーナー(75)が試合観戦し、お立ち台に立った若手3人を「すごく良かった」と称賛した。 ■衝撃のデザイン!?西武の特別ユニフォーム【写真】 元々プライベートでの観戦だったが、試合前に最下位に低迷するチームを激励。「バッターはここで打ったらヒーローになるんだ、ピッチャーはここで抑えたらヒーローになるんだと。そういうつもりでぜひやろうよ」と呼びかけたことを明かした。5回に適時二塁打を放った蛭間拓哉(23)がヒーローインタビューでその話に触れると「まさか、あそこで言うとは思わなかった。本当に見事なバッティングだった」と手放しでたたえた。 ドラフト1位で今年入団し、チームトップの3勝目を挙げた武内夏暉(22)=国学院大=に対しても「本当に風格があって堂々として素晴らしい」と絶賛。プロ初出場初打席で初球を捉えて初安打を記録したドラフト6位の村田怜音(22)=皇學館大=も「たぶん相当緊張したと思うけど、最初の球を打って良かったですよ」とねぎらった。 優勝を目標に掲げながら、5位と3ゲーム差の最下位と苦しい状況は続く。後藤オーナーは「今は苦しいけど、まだ残り110試合近くある。これからですよ。若い力は台頭してくるし。松井監督には存分にやってくれという話はしていますから」と変わらぬ期待と信頼を寄せた。
西日本新聞社