「旬の食材も、もう安いとは言えないよね」とママ友が残念そうにしていました。「冬の旬の食材」で、安くて美味しい料理を作るならどれがおすすめですか?
冬の寒い季節に、美味しくて栄養価の高い料理を手軽に楽しみたいと考えている人は多いでしょう。冬の旬の食材で、安くて美味しい料理を作るなら、どの食材がおすすめでしょうか。この記事では、冬の代表的な旬の食材を使ったお手軽レシピや食材の選び方を紹介します。 ▼1人暮らしで冬は毎日「鍋」ばかり!「白菜」と「豚肉」メインだけど、栄養的に大丈夫?
12月の旬野菜の価格動向と購入の工夫:家計に優しい選び方とは
農林水産省は、令和6年12月の東京都中央卸売市場に出荷される野菜について、生育状況や卸売価格の見通しを主要産地などへの聞き取り調査を基にまとめました。12月は、夏秋産地から秋冬産地への切り替わりが進む時期で、多くの野菜が平年並みの価格に落ち着くと予測されています。主要野菜の生育、出荷、価格の見通しは表1の通りでした。 表1
出典:農林水産省「野菜の生育状況及び価格見通し」を基に筆者作成 この結果から判断すると、「平年並みで推移」と予測されているじゃがいも(ばれいしょ)と里芋が、12月の中では比較的安価で購入しやすい可能性が高い旬の野菜です。 これらの野菜は価格の変動が少なく安定しており、家計にも優しい選択肢といえます。だいこん、にんじん、はくさい、ねぎ、レタスなどの冬の代表的な旬野菜は、12月前半は平年を上回る価格となる予想が出ていますが、後半には平年並みに落ち着く見込みです。そのため、購入するタイミングを工夫することで、これらの野菜も手頃な価格で楽しめるでしょう。 さらに、キャベツ、きゅうり、なす、トマトといった野菜は12月全体を通して平年よりやや高めで推移する可能性があります。これらの野菜は、季節外れのため価格が高くなりがちです。
農林水産省おすすめレシピ
令和元年のデータによると、1人1日あたりの平均摂取量は、野菜が280.5g、果物が100.2gとされており、厚生労働省が策定した「健康日本21(第二次)」の目標値である野菜350g、果物200gに達していない状況です。 このため、野菜や果物の摂取量を増やすことが課題となっています。農林水産省では、この課題解決の一環として、旬の野菜を使ったおすすめレシピを提案しています。 今回は、価格が安定している旬の里芋を使った「里芋のサラダ」をご紹介します。調理時間は20~30分で、2人分の材料は以下の通りです。 材料(2人分) 里芋:200g 小エビ:大さじ2 天かす:大さじ2 マヨネーズ:大さじ1/2 醤油:大さじ1 あおさ:大さじ1 塩・コショウ:少々 作り方 1. 里芋をよく洗い、皮付きのまま1cmほどの輪切りにして蒸します。 2. 柔らかくなったら、熱いうちに皮をむき、粗くまたは滑らかになるまで潰します(お好みで調整)。 3. フライパンにごま油を少量入れ、小エビと天かすを軽く炒めます。 4. 潰した里芋に炒めた小エビと天かすを加え、マヨネーズ、醤油、あおさを入れてよく混ぜます。 5. 塩・コショウで味を整えたら完成です。 旬の里芋を活用することで、手軽に野菜の摂取量を増やすことができます。ぜひ試してみてください。