那須川天心「マインドは一緒ですね」サッカー元日本代表の中田英寿氏から刺激
プロボクシングWBA世界バンタム級2位でWBOアジア・パシフィック同級王者の那須川天心(26=帝拳)が16日、都内のホテルで開催された8回目となる「HERO'S AWARD 2024」表彰式でトロフィーを授与された。アスリートらによる社会貢献活動を認められたもの。那須川は今年1月、能登半島地震で被災した石川県に対し、個人で500万円、さらに所属ジムなど関わる関係者たちと協力して1000万円の寄付を行った。 さらに同県の高校の生徒からの要請を受け、卒業式にもサプライズ出席。養護施設などで生活する子供たちの明るい未来を考える「天心ファミリープロジェクト」も展開し、出身地の千葉・松戸市の「松戸祭り」にも自ら参加するブースを出店した。5月からは自身初の個展「関係ないっしょ気持ちっしょ展」を全国展開するなど、人との触れ合いを積極的に行ってきたことが評価された。 同表彰の発起人となる元サッカー日本代表MF中田英寿氏(47)と式のテーブルが一緒になったという。那須川は「ヒデ(中田氏)と話しました。過去のインタビューを読んでいて、それを伝えましたし。自分が思っていることは伝えましたね。マインドは一緒ですね」と触発された様子。 会話の中で「ちゃんと伝えることをやってきた方なので。本人の言葉から聞けたので。すごく磨きがかかりそうです。同じマインドで思っている人たちの会で表彰されたのは非常にうれしかったです。今後とも変わらずやっていこうと思いますね」と気持ちを高揚させているようだった。