アルミサッシ大手3社の4~9月期、全社営業減益。新設住宅着工減少などで
アルミサッシ大手3社の2024年4~9月期業績は、各社で価格改定効果が現れ始めている一方、国内の新設住宅着工戸数の減少など厳しい市場環境が影響し、全社営業減益となった。 LIXIL建材事業は減収減益。新設住宅着工戸数の落ち込みが影響した。今後はショールーム来訪者数が6月以降増加傾向なことから、リフォーム、新築需要ともに伸びが期待できるという。 YKKAPは増収減益。国内では樹脂窓の販売が増加し、海外でも販売が好調に推移したものの、資材価格の高騰や販管費の増加などを製造コストダウンなどで吸収できなかった。 不二サッシは増収、経常利益は8期ぶりに黒字転換した。ビル新築やリニューアル事業、アルミや精密加工品の販売が好調だった。価格改定の浸透やコスト削減策により赤字幅は大幅に改善した。